空(カラ)売りというのは、株式を借りて売ることをいいます。具体的には、信用取引を利用した売りや貸株市場を利用した売りを指します。
株価の下落を予想して空売りし、実際に下落したところで買い戻せば利益を得ることができます。
換金売りというのは、資金を捻出するために、保有株式を売ることをいいます。
売買したいときにいつでも時価で売買できるものを「換金性がある」といいます。
株価の売り崩しを目的とした投機的な空売りが、株式相場の下落を加速しているとの見方から、金融庁は、2002年3月に旧大蔵省が1998年に導入した空売り規制を強化しました。 具体的には、貸株市場を利用した空売りについては、株価の下落時には直近の株価以下での空売りを禁じるとともに、証券会社には信用取引を使った空売りについても、空売りの明示・確認義務を適用しました。 なお、この空売り規制は、2002年2月の総合デフレ対策に市場対策の一環として盛り込まれました。
金融庁が規制に違反した証券会社を厳しく摘発・処分したこともあり、一時的に空売りが急減、売り方の買い戻しで株価の急騰を招きました。 ただ実質的には、政府による期末の株価対策であり、急なルール変更に批判の声もあったようです。
□純投資 □新値足、新安値