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株式移転制度について

株式移転制度とはどのようなものですか?

株式移転制度というのは、会社が単独あるいは共同で、自らを100%出資の完全子会社とする完全親会社を設立する制度のことをいいます。

これは、完全子会社となる会社の株主が保有する株式を、新たに設立した完全親会社となるべき会社に移転することにより行います。

株式移転制度と商法改正

株式移転制度は、株式交換制度と同様、純粋持ち株会社解禁に伴う会社再編のための制度で、1999年の通常国会に提出された商法改正で実現しました。

なお、この株式移転制度では、株主総会の特別決議による承認を必要とし、反対株主には株式買い取り請求権が与えられます。

関連トピック
どのようなルールですか?

日本では1971年に導入され数度の法改正により透明化されてきたTOBですが、その後のライブドア事件などを契機として、制度の抜け穴も表面化したことから、金融庁は2006年12月より新たなルールを導入しました。

具体的には、3か月間に証券市場外で5%超、市場内外の合計で10%超を取得する場合にTOBを義務付けました。

これは、TOBをせずに短期間で3分の1超を保有することを禁じるのが狙いです。

TOBとはどのようなものですか?

TOB(株式公開買い付け制度)というのは、企業の経営権取得などを目的として、不特定多数の株主から株を買い集めることをいいます。


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