株券失効制度とはどのようなものですか?
株券失効制度というのは、株主が株券をなくした場合に、喪失した株券を無効にして、その株主に新しい株券を再発行するための手続きのことをいいます。
この株券失効制度は、商法の改正によって2003年4月から施行されました。
商法改正と新会社法における株券失効制度について
商法が改正される前は、公示催告手続きに基づく除権判決を得た場合のみ、株券の再発行を請求することができました。
これが商法改正によって、株主は株券の喪失登録請求をして、抹消申請等がなければ、株券喪失登録日の翌日から1年を経過した日に喪失株券は無効となり、株券の再発行を請求することができることとなりました。
なお、新会社法もこの新しい制度を引き継いでいます。 |