どのようなメリットがありますか?
株価キャッシュフロー倍率は、1株当たり利益は同じでも、減価償却方法の違いで利益に差が出ている場合など、株価収益率よりも正確な比較ができるというメリットがあります。
また、キャッシュフローが潤沢な企業は、設備投資が一段落すると利益が大きく伸びると期待できるうえ、それ自体、企業に発展力があるとみなされます。
ただし、キャッシュフローがどれだけ潤沢であっても、高水準の設備投資を続けなければならないとしたら、それほどの価値はありません。
株主への利益配分の原資となるのはあくまでも税引き利益であり、株価収益率を補う指標として利用するのが望ましいといえます。 |