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公募増資の公募価格について

公募価格はどのようになるのですか?

公募価格は、既存株主の利益が損なわれないように、時価に近い水準に決められます。なので、一般的には、公募増資は時価発行増資でもあります。

ブックビルディング方式とは?

公募新株の発行価格(公募価格)の決定の際には、通常、ブックビルディング方式で決めます。

ただし、その場合には、ブックビルディング方式で決めた公募価格より、バランスシートにのせる商法上の発行価格を少し低くして発行会社の手取額とし、差額は引受証券会社の手数料とするスプレッド方式を採用するところが増えています。

これは、この方式ですと、引受手数料分を発行費用として計上する必要がなく、期間利益への影響を避けられるというメリットがあるからです。

関連トピック
日本ではどのようになっていますか?

日本では、公募増資は株式市場の需給関係を悪化させる恐れがあるとして、利益や配当水準などの面において一定の基準を満たした企業にしか認められず、増資後も株式分割(無償増資)や配当性向の維持を義務づけられるなど、制約がありました。

しかしながら、このような規制は時代遅れであるという認識が強まったことから、1996年4月から、公募増資に関するすべての規制が撤廃されました。

現渡しとはどのようなものですか?

現渡しというのは、信用取引の売り方が反対売買をせず、株式を引き渡して、代金を受け取り決済することをいいます。


公開前規制とは?
公募とは?
公募増資の公募価格は?
効力発生日とは?
子会社上場とは?
公開前規制の内容は?
公募増資とは?
日本の公募増資は?
株式分割の場合の効力発生日は?
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