日本にもあるのですか?
日本でも戦後、一貫して個人の持ち株比率が低下し、銀行など法人の持ち株比率が上昇してきましたが、これは株式の持ち合いなど政策投資によるところが大きく、機関化現象というべき性格のものといえます。
本格的な機関化現象が見られるようになったのは?
1960年代前半に、投資信託の株式保有が増え、売買が活発化したり、また1980年代後半のバブル相場期に、特定金銭信託や指定金外信託(ファントラ)を通じた株式売買が急増するなど、機関化現象らしきものが見られたことはありました。
しかしながら、本格的に機関化現象が見られるようになったのは、法人間の株式持合いが崩れる一方で、年金などの株式運用のウェートが増してきた1990年代半ば以降といえます。 |