手形売買市場は、1971年5月に創設された市場です。 この手形売買市場は、1972年6月以降日銀が手形オペを行うようになってから急拡大し、同年末には、コール市場の規模を上回りました。 しかしながら、近年は手形割引・手形貸付形態での銀行借入が伸び悩んでいることもあって、取引対象になる原手形の造成テンポが趨勢的に鈍化してきていてます。 その結果、日本銀行の売出手形分を除いた手形市場プロパーの取引規模も伸び悩んでいます。
商品の購入代金等が手形で決済された場合、手形の受取人は、この手形(商業手形等)を満期まで保有せず、銀行に割引料を支払ったうえで買い取ってもらうことができます。 このような銀行の信用供与の方法を手形割引といいます。 また、その際、割り引いた手形のことを割引手形といいます。
割引手形は、手形期間が比較的短く、原則として商品流通の裏付けがあり、手形債務者が少なくとも2人※は存在します(複名手形)ので、信用度や流通性が比較的高いといえます。 ※振出人と割引依頼人です。
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