専門銀行主義というのは、銀行分業主義ともいいますが、金融機能を分野ごとに区別し、それぞれの分野ごとに専門の金融機関を存在させる制度のことをいいます。
日本では、次の制度などがこの専門銀行主義に該当しますが、欧米と比較して専門銀行主義が徹底していたといえます。 ■長期金融専門銀行制度 ■外為専門銀行制度 ■中小企業金融専門制度...など
日本は、欧米と比較して専門銀行主義が徹底していたといえるのですが、近年においては、次のようなことを背景として、金融機関同士の同質化が進んできています。 ■金融の国際化 ■自由化の進展 ■普通銀行の長期貸出・中小企業向け貸出の伸長 ■長信銀の短期貸出の増加...など さらに、1993年には、金融制度改革法の成立を受けて、子会社方式での他業態参入が認められ、専門銀行主義は制度的に形骸化しつつあります。
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