預金金利が規制されていた時期の短期プライムレートは、事実上公定歩合に連動して決まっていました。 しかしながら、その後、金融自由化の進展とともに、銀行の調達資金に占める自由金利商品の高まりにより利ざやが縮小傾向をたどりました。 こうしたこと等を理由に、1989年には資金調達構造を運用面に反映させるべく、銀行の資金調達コストをもとに算出される新短期プライムレートが採用されました。
担保掛け目というのは、担保物件の時価から評価額を算出する際に、時価に乗じる割引率のことをいいます。 ちなみに、担保掛け目は、担保物件の価格下落リスクや毀損の可能性等を写した一種のリスク・プレミアムといえます。
具体的な担保掛け目の割合については、物件の種類や貸出先の信用リスクなどによっても異なりますが、およそ60〜80%程度に設定されることが多いようです。
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