建値制とは?
建値制というのは、1955年代後半に確立したものですが、コール市場において、短資会社が資金の大口出し手、取り手のコンセンサスに基づいて、建値と呼ばれる金利設定を行う慣行のことをいいます。
建値制の廃止
建値制のもとでは、金利変更の際に、出し手と取り手のコンセンサスを得るのが困難で、自由市場であるはずなのに、結果的に硬直的な金利設定となっていました。
こうしたことを背景に、1978年からは、コール市場弾力化の一環として、市場実勢に応じた建値の頻繁な変更が行われるようになりました。
さらに、1979年には、建値制が廃止され、全面的な金利自由化に移行しました。 |