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建値制とは?

建値制とは?

建値制というのは、1955年代後半に確立したものですが、コール市場において、短資会社が資金の大口出し手、取り手のコンセンサスに基づいて、建値と呼ばれる金利設定を行う慣行のことをいいます。

建値制の廃止

建値制のもとでは、金利変更の際に、出し手と取り手のコンセンサスを得るのが困難で、自由市場であるはずなのに、結果的に硬直的な金利設定となっていました。

こうしたことを背景に、1978年からは、コール市場弾力化の一環として、市場実勢に応じた建値の頻繁な変更が行われるようになりました。

さらに、1979年には、建値制が廃止され、全面的な金利自由化に移行しました。

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単一銀行制度というのは、米国で典型的に存立していたもので、銀行が、本店のみ、あるいは少数の支店しか持たないで経営を行うような銀行制度のことをいいます。

ちなみに、米国では、建国以来の地方分権思想や銀行資本の過度な集中が産業支配につながりかねないという考え方が背景にあったためで、銀行の支店設置を規制する州法が整備されてきたからです。

ただし、最近では、商業銀行のうち複数店舗を有する先が増加してきているだけでなく、銀行持株会社によって実質的に複数の支店設置効果を持たせるということも一般化しています。


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