新長期プライムレートというのは、長期信用銀行や信託銀行が優良企業に対して適用する旧来の長期貸出金利※に対して、短期プライムレートに連動させた長期貸出の基準金利のことをいます。 かつて、普通銀行では、長期信用銀行の長期プライムレートを長期貸出における指標金利としてきました。 しかしながら、金利自由化が急速に進んだことから、普通銀行の資金調達に占める市場性資金の比率が高まり、市場金利の変動が直接、銀行の調達コストに大きく影響を及ぼし始めました。 このため、1991年5月、この金利変動リスクを最小限にし、銀行が取引先の資金需要に対して、安定的にこたえられる収益構造を維持することを目的として導入されたのです。 なお、新長期プライムレートは、短期プライムレートに、「期限の利益」相当対価(銀行側あから見ると期間リスク)を加えて設定されます。 ※長期プライムレートと呼ばれ、長期信用銀行は固定金利、信託銀行は変動金利です。
信用金庫というのは、会員組織の中小企業金融機関のことをいいます。 信用金庫は、会員および非会員から預金・定期積金を受け入れ、原則としてこれを会員に貸し出す業務を行います。
信用金庫は、1951年施行の信用金庫法に基づいて、「国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資する」ことを目的として設立されました。 ちなみに、信用金庫は、同法施行以前に存在した信用協同組合のうち、組合的性格が希薄で、金融機関的色彩の強い組織が改組されたものです。
□総量規制
□主要な外国為替市場 □FXと商品先物取引との違い □FXでは外貨を売りからできる理由 □長期保有の場合の利益確定