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新短期プライムレートとは?

新短期プライムレートとは?

新短期プライムレートというのは、次のようなことを背景として、硬直的であった規制金利下の公定歩合連動型の短期プライムレート制度の見直しによって、1989年1月に当時の三菱銀行が初めて導入したものです。

■金利自由化による調達コストの上昇
■金利変動リスクの増大...など

新短期プライムレートの決定は?

新短期プライムレートは、銀行の総合的な資金調達コストをベースに決定されるものです。

公定歩合との連動から切り離されることによって、銀行の調達コストが貸出金利に反映されることになりました。

関連トピック
新長期プライムレートとは?

新長期プライムレートというのは、長期信用銀行や信託銀行が優良企業に対して適用する旧来の長期貸出金利※に対して、短期プライムレートに連動させた長期貸出の基準金利のことをいます。

かつて、普通銀行では、長期信用銀行の長期プライムレートを長期貸出における指標金利としてきました。

しかしながら、金利自由化が急速に進んだことから、普通銀行の資金調達に占める市場性資金の比率が高まり、市場金利の変動が直接、銀行の調達コストに大きく影響を及ぼし始めました。

このため、1991年5月、この金利変動リスクを最小限にし、銀行が取引先の資金需要に対して、安定的にこたえられる収益構造を維持することを目的として導入されたのです。

なお、新長期プライムレートは、短期プライムレートに、「期限の利益」相当対価(銀行側あから見ると期間リスク)を加えて設定されます。

※長期プライムレートと呼ばれ、長期信用銀行は固定金利、信託銀行は変動金利です。


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