セカンダリー・バンクとは?
セカンダリー・バンクというのは、英国で1960年代以降に発展した並行市場の主な参加者のことです。
また、セカンダリー・バンクは、マーチャント・バンクや外国銀行等のクリアリング・バンクとは違って、イングランド銀行の規制下にはなかった中小金融機関のことをいいます。
セカンダリー・バンキング・クライシスとは?
1960〜1970年代初めにかけて、セカンダリー・バンクは、不動産ブームに乗じて不動産投機に走りましたが、その後、イングランド銀行による資金引き締めや石油危機等を契機として地価が下落すると、次々に経営危機に陥りました。
セカンダリー・バンキング・クライシスというのは、この時の信用秩序の動揺のことをいいます。
ちなみに、英国では、この事件を契機として、初めて銀行法が制定され、銀行に対する監督が強化されました。 |